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罹患率1位の乳がん

今や、女性がかかるがんの中で最も多いのが「乳がん」です。国立がん研究センターがん対策情報センターの出しているデータによると、2013年時点で、女性の罹患率(※用語解説1)は1位であるにもかかわらず、死亡率は5位という、「発症したとしても、必ずしも死に直結するがんではない」という結果が読み取れます。なぜ、罹患率と死亡率の順位に差があるのでしょうか?それは「がん細胞の見つけやすさ」にあります。

※用語解説1…罹患率:一定期間(大体1年間)に、特定の集団内(多くは都道府県単位)で、対象の病気に新たにかかった人の人数を割合で示したもの。

なぜ、がん細胞を見つけやすいのかは、以前Bust Up Cafeのまずは触ってみよう 触診から始まる乳がん検診入門編でご説明した通り、自分で触って見つけることのできるがんだからです。また、検診の方法も、今の自分に状況に合わせたもので診てもらえるので、早期の発見が可能と言われているのです。今回は、乳がん検診に一度も行ったことのない方や、検診へ不安を感じている方のために、どんな検診があるのかを紹介し、少しでも気を楽に検診の制度を活用してもらえればと思っています。

乳がん検診は何歳から?

世代別女性

がん検診は、厚生労働省が科学的根拠に基づき、それぞれのがんに対し、受診間隔および受診年齢が定められています。もちろん検診を受ける・受けないの判断は各々に任されており、義務ではありません。ですが、がんでの死亡率は、昭和56年以降ずっと1位を保っていることからも、決して他人事の病気ではないといえます。各自治体でも、この厚生労働省の指針に沿った、それぞれのがん検診の無料クーポンが配布されているので、制度を活用して、積極的な受診をおすすめします。

そして肝心の「乳がん検診」ですが、40歳以上の女性に対し、2年に1回のペースでの定期検診が推進されています。ですが、乳がんの罹患率を見ると、20代の女性でも発症していることからも、「40代になってから」という感覚では遅いかもしれません。もし、職場の健康診断で乳がんの項目がオプションでもついていたら、ぜひ受けてみてはいかがでしょうか?

早期発見につながる3つの検診方法

では、実際に乳がん検診はどのようなものがあるのでしょうか?紹介していきます。

しこりの有無を確かめる「視診・触診」

触診

まずは、乳がんの代表的な症状である「しこり」の有無を確認する、視診や触診があります。乳がんのしこりは、周りの組織とくっつくため、あまり動きのない硬いものに成長する傾向にあります。ですので、皮膚に腕を動かすときに引きつり感を感じたり、胸に凸凹が出たりします。見た目に変化が明らかな場合もありますし、触ってみないとしこりを確認できない場合もあるので、病院等の検診では、しないところはないといってもいいでしょう。また、自分自身でも確認できる方法なので、一番身近で簡単な検診方法でもあります。

ただし、しこりの大きさは1cmくらいにならないと変化が確認できない場合が多いため、進行度の早いがんの場合は発見が遅れてしまう場合もあります。ですので、しこりが見つかってから動くのではなく、職場の定期検診や、自治体の制度を活用して、病院で医療機器でのより詳しい検診をした方がいいでしょう。

手で確認できないしこりを発見できる「超音波(エコー)」

乳がんの超音波検査

胸のしこりを確認する手段として、触診をご紹介しましたが、触れない奥深くの部分にできていたら、触診だけではがんかもしれないしこりを見落としてしまいます。触診だけでは確認が難しいしこりの発見に有効な乳がん検診が、超音波(エコー)検査です。超音波(エコー)検査は、乳がん検診だけのものではなく、他の部位のがん検診はもちろん、産婦人科で赤ちゃんの成長を見る手段としても活用される、医療機関には欠かせない検査といえます。

ぬるっとしたゼリーを胸にぬり、超音波機器をあてて、患部のしこりの有無を見ていきます。映し出された映像に大きな空洞ができているところがあれば、それがしこりである可能性が高いと判断できるのです。また、そのしこりの内部を診ることができるので、しこりの種類を、ある程度まで判別できるという利点もあります。

ですが、超音波は骨や空気を透過できないため、部分的にしか診ることができず、がんで怖いとされる転移の状態を確認するには不向きの検診方法なのです。しこりの有無を深くまで確認し、より詳細な検査につなぐための検診方法といえます。

バストの全体像を捉え早期発見へつなぐ「マンモグラフィ」

マンモグラフィー

乳がん検診と聞いて、多くの方の頭に浮かぶのがこのマンモグラフィではないでしょうか?このマンモグラフィは、乳がん検診のためのレントゲンです。

マンモグラフィ検査の強みは、バストの全体像を細かく診ることができることです。乳がんの早期発見に最も有効とされています。がんが進行する際に、がん細胞が分泌液を出したり、壊死したりして、石灰化(※用語解説2)することがあるのですが、この石灰化したものが非常に小さいため、超音波(エコー検査)では見つけるのが難しいのです。マンモグラフィはこの石灰化も見つけることができるので、がん細胞を見つける手がかりとなるのです。

※用語解説2…石灰化:血中のカルシウムが骨や細胞等に沈着すること。体中どこでも起こり得る現象であり、血管に沈着すると動脈硬化などにもつながる可能性がある。胸で起こる石灰化のほとんどが良性のものだが、一部が悪性のがん細胞の進行によるものの可能性があるので、石灰化もがん検診での重要な判断材料になる、

もちろん、しこりの発見も容易にできます。しかし、若い女性の場合、乳腺が発達している人もいるため、そのしこりが乳腺の発達によるものなのか、乳がんなのかの判別が難しいとされています。また、レントゲンですので、少量ではありますが、放射線を浴びることになります。そして、授乳に向け乳腺が発達しているため、妊娠および授乳中の方はマンモグラフィを受けることができません。

あと、よく聞くのが「痛い」という感想です。マンモグラフィでは胸をぎゅーっと押しつぶしたところにX線を当てるので、痛みを感じる方もいます。特に乳腺が発達している人は痛みを強く感じるようです。ちなみに乳腺が発達していない貧乳だからでしょうか、私はたいして痛みを感じず「めちゃくちゃ皮膚が引っ張られる」くらいの感覚でした。男性でもマンモグラフィ検査ができるくらいなので、貧乳の皆さんご安心ください。

つまり、年代や女性の体質によって、向き不向きの検診方法があると言えます。一概には言えませんが、20代のうちなら、超音波検査のほうが正確に診ることができるという意見もあります。この検診方法に関しては、病院の方針に則った方法を選択されます。もし、疑問があればその時にぶつけてみましょう。

検診の際に準備しておくこと

遺伝

会社等の健康診断には、尿検査や便検査など準備の必要なものもありますが、乳がん検診にはとくに必要なものはありません。極端に言えば身一つでOKです。

ですが、バストを診てもらうことになるので、胸の状態は「普通」の状態にしておく必要があります。女性ホルモンと結びつきの強いバスト。生理前に胸が張るという自覚症状をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。これは、乳腺に血流が流れ込みやすくなっている状態の表れなので、生理中や生理前の検診はおススメできません。日程の調整が可能であれば生理後約2週間の中で検診することをおすすめします。

また、親族に乳がんを発症した人がいないか確認しておきましょう。というのも乳がんにかかる人のうち、10人に1人の割合で遺伝性の乳がんであるというデータがあるからです。必ず知っておく必要はありませんが、知っておくことで、「自分ももしかしたら…」という意識のもと、定期検診の習慣が身に付きます。なにより、検診の際、問診で問われる内容でもあります。検診をする医師にとっても必要な情報であるため、念のため確認しておいた方がいいでしょう。

まとめ|乳がん検診は怖くない

乳がん検診はこわくない

乳がん検診は一つではないということがわかっていただけたでしょうか?私は、「乳がん検診=マンモグラフィ」とおもっていたので、マンモグラフィさえ受けとけば、乳がんは発見できると思っていました。

実は、私は、高校生のころに、触診で胸にしこりが見つかって、詳しく検診を受けたときにはじめて、超音波(エコー)検診を受けました。良性のしこりでしたが「気になるしとっとこ!」という考えのもとしこりをとり、今も検診に通い続けています。乳がんといえば、マンモグラフィをイメージしていたので、拍子抜けしてしまった記憶があります。もちろん手術前に念のためということでマンモグラフィも撮りましたが、メインの検査は若いからということもあり、超音波でしたし、現在も超音波検診を年に1回受けています。

自分のしこりの状態や、年齢等を加味して、病院の先生はベストな検診方法を選択してくれます。診察の際には、確かにちょっと緊張はしますが、終わってしまえばあっという間です。なにより、乳がんかもしれないという不安を抱えたまま生活するよりも、自分の体の状況を知ることができるので安心することもできますし、もし乳がんの可能性があると診断結果が出ても早期の対応につながるので、私は、乳がん検診を怖いとは思いません。

乳がんだとわかるのが怖いと受けることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、放っておくことの方が怖いと思いませんか?年齢によっては、前述もしましたが無料クーポンで検診を受けることも可能です。最近では乳がん検診を1年に1回の健康診断の項目に組み込んでいる企業もあるくらいですので、これらの制度をうまく使いながら、他人事ではない乳がんの検診を受けてみませんか?

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クリス

クリス

こんにちは!態度はでかいが、胸は謙虚。THE 貧乳のクリスです。どうにかして貧乳をバカにするおっぱい星人たちをやっつけてやりたいですね。いややっつけてやりますよーっ!そしてバストアップして見返したいです。胸に関することを調べまくって正しい情報をみなさんにお届けしますねっ( ´ ▽ ` )ノ

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